トップページ 社員研修トップ 研修プログラム一覧 メンタルヘルス研修(セルフケア研修・ラインケア研修)

メンタルヘルス研修
(セルフケア研修・ラインケア研修)

メンタルヘルス対策の正しい知識を学び、メンタルヘルスに対する知識を身につけ、自分だけではなく、部下への対応を理解し、心身ともに良好な職場を築いていく

メンタルヘルス研修とは

メンタルヘルス研修とは、職場におけるメンタルヘルス不調の予防や対応方法を理解し、従業員が健康的にやりがいを持って働く職場づくりに繋げるための研修です。

メンタルヘルス研修は、後ほど詳しくご説明しますが、研修の対象者と目的によって、「セルフケア研修」と「ラインケア研修」に分けて実施します。

 

研修の狙い

  • メンタルヘルスの基礎知識を学ぶ
  • メンタルヘルスの予防・早期発見のポイントを知る
  • 部下・後輩がメンタルヘルス不調になった場合の対処法を身につける

セルフケア研修とは

セルフケア研修とは、社員一人ひとりが自身のストレスに気付き、対処するための方法を身に付ける研修です。

職場に限らず、日々の生活の中でストレスを感じることも少なくありません。ストレスが続いてしまうと、こころの調子をくずしてしまう原因となりますので、全従業員がセルフケアの考え方を身に付け、自身のストレスや感情をコントロールできるようになることが大切です。

 

セルフケア研修のプログラム

※内容は、貴社のご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
※時間の目安は10:00~13:00です。

1.メンタルヘルスの基礎知識

(1)メンタルヘルスとは
(2)ストレスとはそもそも何か?
(3)ストレスがおよぼす心身の変化
(4)日本のメンタルヘルスの現状
(5)自分にとってのストレス要因の整理【ワーク】

2.セルフケア―ストレスによる疾病の予防方法

(1)生活習慣の見直しと改善
(2)呼吸法で心身をリラックスさせる
(3)ポジティブワードで心の安定を図る
(4)「ほめ言葉」をできる限り考え、自分をほめる【ワーク】

3.メンタルヘルス不調の“早期発見”

(1)心の不調に気づくポイント
(2)自発的な相談の有用性
(3)困ったときの相談相手は【ワーク】

4.まとめ

ラインケア研修とは

ラインケア研修とは、職場の管理者が部下に対して行う「ラインケア」に関する研修のことです。

ラインケアとは管理監督者が部下のメンタルヘルス不調にいち早く気づき、問題が発生している場合に行うケアのことです。管理監督者はラインケアにおいて次のことを行う必要があります。

・いつもと様子の違う部下の把握と対応
・部下からの相談への対応
・メンタルヘルス不調の部下の職場復帰への支援
・職場環境の改善を通じたストレスの軽減 

出典:厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳

 

ラインケア研修のプログラム

※内容は、貴社のご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
※時間の目安は10:00~17:00です。

1.メンタルヘルスの基礎知識

(1)メンタルヘルスとは
(2)ストレスとはそもそも何か?
(3)なってしまってからでは遅い!予防が必要!
(4)メンタルヘルス不調に対するためには、コミュニケーションが大切である

2.メンタルヘルス不調の現状

(1)メンタルヘルス不調者の増加?
(2)休職者の増加傾向
(3)周囲としてできること
(4)上司としてできること
(5)相手をよく観察してあげる

3.メンタルヘルス不調への“早期発見”

(1)心の不調に気づくポイント
(2)現場の上司の行動が重要である【チェックリスト】
(3)部下が“いつもと違う”と感じた時の対応
(4)日常のコミュニケーションが求められる

4.メンタルヘルス不調を起こした部下への正しい対応 【演習】

(1)声のかけ方・相談ののり方
(2)積極的傾聴
(3)質問の仕方

5.まとめ

メンタルヘルス研修が重要な理由

労働契約法5条には「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」とあり、メンタルヘルス対策は企業の法的な義務であると考えられています。

又、労働安全衛生法法第 69 条においては、「事業者は、労働者に対する健康教育及び健康相談その他労働者の健康の保持増進を図るため必要な措置を継続的かつ計画的に講ずるよう努めなければならない。」と規定されており、企業による従業員のメンタルヘルス対策は政府が重点的に取り組んでいる課題だということがわかります。

メンタルヘルス研修は、企業が行うメンタルヘルス対策の1つであり、研修を実施することで、従業員と管理監督者が、職場におけるメンタルヘルス対策について適切な知識を身に付けることができ、メンタルヘルスに対する個々の意識の向上も期待できるでしょう。

 

メンタルヘルス研修の目的と効果

メンタルヘルス研修を実施することで、自身でストレスに対処するスキルを修得することや、メンタルヘルス不調者に対して、早期に適切な対応が可能となることが期待できます。

(1)ストレスに社員自身で対処できる
ストレスを感じる度合いは人によって異なります。セルフケア研修を通じて、自分自身のストレス耐性やストレスを感じる傾向について認識できるようになり、自身のメンタルヘルス不調にいち早く気づくことができるようになります。

セルフケア研修で学ぶ、リラックス法などの適したセルフケアを行うことで、メンタルヘルス不調に陥ることを予防する効果が期待できます。


(2)部下のメンタルヘルス不調に早期に対処できる
メンタルヘルスの不調は、早期の発見と対処により、回復を早めることが可能です。その為、
管理監督者が部下の変化に早く気づき、より適切にかかわることができるようになることが大切です。

ラインケア研修を通じて、部下のストレスによる行動や態度の変化をいち早く察知するスキルや適切に対処する方法を身に付けることで、メンタルヘルス不調の早期回復や重篤化の防止をする効果が期待できます。


(3)復職者を支援できる(復職支援)
メンタルヘルスによる休職から職場に復職する場合、対応を誤ってしまうと、再度体調を崩し、休職状態に戻るということにもなりかねません。

また、復職者は「病気が再発しないか」「以前のように働けるだろうか」など、さまざまな心配を抱えていますので、会社側から職場復帰を支援する必要があります。

研修を通じて、場当たり的な対応ではなく、ケースに応じた適切な対応方法を知っておくことは、不調者がスムーズに復帰できる環境を作るため重要です。


(4)生産性・モチベーションの向上
メンタルヘルスは、従業員が職場で、その能力を発揮する上での基盤と言えます。メンタルヘルス研修を通じて、職場での円滑なコミュニケーションの重要性を認識することで、結果として生産性やモチベーションの向上にもつながります。

 

メンタルヘルス研修を成功させるポイント

(1)メンタルヘルス対策の方針を表明する
メンタルヘルス研修の成功には、企業が従業員の心身の健康を守るという方針を示すことが不可欠です。明確な方針の下で、メンタルヘルス研修を実施することの意義や理由を明確に伝え研修が実施されれば、効率的かつ効果的なメンタルヘルス研修が実現できるでしょう。

又、メンタルヘルス不調が生じるの背景には、長時間労働やハラスメントなど職場環境における様々な要因があります。その為、経営層を巻き込み、組織全体で職場環境の改善に取り組むことが必要です。


(2)研修実施後にアンケートなどを実施し、研修内容を改善する
メンタルヘルスに関して企業が抱える課題はざまざまです。研修を設計する時には、テーマを絞り、実践的に行っていくことが大切ですが、一方、一度の研修ですべてを解決するのは難しく、継続的に実施する必要があります。

研修後にアンケートを実施し、研修目的が達成されたのかを検証するとともに、その結果を次回の研修内容の改善に反映させることが大切です。


(3)外部の専門機関に委託する
社内人材を活用してメンタルヘルス研修を行う場合、社内の実情に合わせた研修が行えるなどのメリットがありますが、社内に必ずしも専門的な知識を有する人材がいるとは限りません。

又、自社内の情報だけを活用して研修を行うと、情報の偏りや網羅性の欠如につながる可能性があり、研修を担当する側の誤った知識や不適切な発言により、事態をさらに悪化させる可能性もあります。

ノウハウが豊富な外部の専門家に講師を依頼することで、客観的な視点や独立性が確保され、研修の質と効果向上が期待できます。

 

まとめ

メンタルヘルス研修には、従業員の心身の健康を保ち、働きやすい環境を整え、結果、生産性を向上させるといったメリットがあります。

自社にとって適切なメンタルヘルス研修を実施し、職場の環境や人間関係の改善につなげ、従業員の心の健康と生産性の維持向上を図って頂けたらと思います。

 

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